札幌動法稽古会

 舞踏家として著名な室野井洋子先生(2017年に故人)は身体教育研究所で動法を学ばれ、動法教授資格を得て、移住地である札幌において動法稽古会を行われていました。その後、札幌の地に出張することが多かった私が、生徒さんの希望もあり、室野井さんと稽古をされていた方を中心に不定期ですが、札幌で稽古会を続けています。

 北海道は広く、なかなか集まることも難しいですが、熱心な生徒さんにより動法を学ぶ貴重な場となっております。

 ご興味のある方はご連絡いただければ、詳細をお伝えいたします。

 

3/2/2024 

【問い合わせ先】

 komagomekeikojo@gmail.com 今枝宛

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【動法のすすめへのリンク】

【駒込稽古場講師問答(動法事始め)へのリンク】

 

【参加されている方の札幌動法稽古会ライングループの発言の

一部をご紹介します】

 

私は室野井さんが稽古してくださった時、札幌(北海道)で身体教育研究所の稽古ができることは 当たり前のように思っていました。

吹きガラスをやっていたので 夕方まで吹いて その足で車飛ばして1時半くらいかけてかでる稽古場まで行って稽古を週2回受けていたのですが 疲れもあって よく うとうとして船を漕いだりぼんやり受けていた時も多かったのです。

ある時 室野井さんが仰ったんです。

「当たり前じゃないんですよ。しっかり受けた方がいいですよ。」「私だっていなくなるかもしれないし、、、」

きっとぼんやり受けていた私のような者が、この稽古会の真意を掴めていないことがもどかしかったのだと思います。

 

それで自分は妊娠出産を経て この稽古会から遠ざかってしまって 戻ろうと思う直前に室野井さんはお亡くなりになってしまいました。

その後今枝先生がいらしてくださり、再開されると同時にコロナで機会がなくなり。。。

 

皮肉ですが 身体教育研究所の稽古を受けられない状況になって初めて ああ、この稽古を受けられない ということがどういうことなのか。。。という真意を知ったのです。

このような感受性や感覚を感じ育てる場は他ではまず体験できませんし、稽古に参加できなかった間にも たまに思い出して 稽古でやったことを自分の生活の場でやってみることはあったものの、何か腑に落ちず、やはり他者がいて 感応し合ってくれる場は本当にありがたかったと思いましたし、一人では何も身についていないと思うことばかりで、、、

 

今回のお稽古2日目のラストに 自分の身体で 観念でない力 動きだけで しっかりと立ち上がれて しかもあの場にいた方々の気というか動いた何かが静かになった時に訪れる 何か、、、!

ああいうものが味わえるなら 

私は稽古場を探すことや 予約などの雑務は全然苦労とは思いません。

むしろ人が集まらなかったり 場所が探せなくって 稽古ができないことの方が 自分にとっては 困ることだと ここ数年の月日で痛感しました。

一緒に稽古してくださる方がいらっしゃるなら これからも定期的にこの場を無くさないよう動きますので、 皆様もご事情は色々あるとは思いますが なるべくの参加をお願いいたします。

2023/4