シロクマ実験とは,1987年にアメリカの心理学者であるウェグナー(Wegner, D. M.)により行なわれたという事です。シロクマは心理学的に特に意味を持たないという事で選ばれました。実験の内容は以下のようなものだったようです。
1.実験参加者を3つのグループに分ける。
2.各グループにシロクマの1日を追った映像を50分見てもらう。
3.Aグループには「シロクマのことを覚えておいてください」とお願いする。
4.Bグループには「シロクマのことを考えても考えなくてもいいです」とお願いする。
5.Cグループには「シロクマのことだけは絶対に考えないでください」とお願いする。
6.一年後に参加者を集め映像のことについて覚えているか尋ねると、実は最もシロクマの映像を覚えていたのは「シロクマのことは絶対に考えないでください」とお願いされていたCグループだった。
人は自分の意志により、何かを起こそうとしますが、、その意に反して結果は全く逆になることは日常的にもよくある事で表層的にみると謎に満ちていますよね。
3/6/2018 Ursus maritimus
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