いつもどんな稽古をしているのですかと聞かれると、固まってしまう。
自分の語彙のなさからなのか、紡ぎ出す言葉の無力さに自分で嫌になってしまう。
打列されるありきたりの言葉はまるで意味不明の記号のようだ。
「稽古をしているといろいろな感性が生まれ、好みも変わっていくんですよ。それがとても面白い」
昨夜、毎月稽古に通って来られる方が語ってくれた。
長年の思い込みか何かわからないが、私たちが培った「好み」。
全部破壊して、新たな「自分好み」を作ったら、なんだか人生面白くなりそう。
でもでもでも
それ以前に、いま自分が思っている「好み」って本当に好きなものなのだろうか?
好きな人と出会い、好きなものを食べて、好きな病気をして、などなど
「好きだ」と思うことばかりしていて充足されますか?
稽古はあなたが絶対そうだと思っていることを突き崩すために行われる。
あ~、また無益な言葉を発してしまった(涙)
2023/8/15 Sosuke Imaeda
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